外壁について続きです。

私はかれこれ13年ほどもマルトで働いていますが、そのほとんどの仕事は内装関係で、今回西沢家を建てるにあたり初めて「外壁」について勉強しました。

一番重要視したのが「メンテナンスフリー」。前回お話ししましたね。

割とすんなり決まったのは2階部分の「そとん壁」。そとん壁ってなんじゃいな?なので簡単に説明すると、

鹿児島の火山灰であるシラスを原料とするので色落ちがなく、メンテナンスフリーの素材。製造過程において、石化燃料を用いない省エネ商品で、将来建替えで取り壊した場合でも土に還るエコロジー建材。また左官屋さんに塗っていただく 「塗り壁」なので、手仕事感?みたいなものも期待しています。 詳しくはメーカーのHPで。こちら。

色展開もあるようですがここは白で決まりでしょう。あとは塗り方で悩むのかな。。。

今回私が施主という立場になってややこしかったのが「板張り外壁」。杉板を外壁に使うこと自体はすんなり決まったのですが、それなりに種類も方法もあって、見た目も値段も違って悩んだ。私の理解の範囲を書いてみます。

専務さん、違ってたら訂正してね~

まず、羽目板と焼板。

 

この写真は凹凸の差し込みの参考です。杉ではありませんし、内装用の材です。

羽目板は板の両側に凹と凸があり、両者を差し込んで施工します。板厚があるのと、ラインがはっきり出るのが特徴です。
マルトでもこちらで使用しています。2階部分の外壁です。いずれは板目が出てくるようですが最初は結構色が強いかもしれません。メーカーから塗装済みの羽目板が出ています。

次は焼板。
昔から焼杉板は日本家屋の外壁材として一般的です。杉板の表面をバーナーで炙って炭化させる事により杉板が腐食するのを緩和した板です。釘の頭が見えるのも焼板貼りです。こちらもメーカーから塗装済みの焼板が出ています。マルトでもこちらで使用しています。

ここまでは素材の話。
次は貼り方の話で、(焼板、羽目板も貼り方の違いの一種でもあります。)縦張りだけに関しても「押し縁」を使用した多彩な貼り方があるようです。しかも、羽目板の上や焼板の上、どちらにも加工するみたいです。

 

画像、お借りしました。
実は西沢家の外壁の貼り方も「変わり貼り」を専務から提案頂きました。画像が手元にないっ!!(専務、お願いね)単調にならず、陰影がある貼り方で西沢夫妻は好きなんですが、予算削減で日の目を見るかどうかかなり微妙です。泣。

その上、既製品にない塗料(着色)ものにしようかと検討中です。
それがウッドロングエコという、マルトでもウッドデッキなどで採用したものです。こちらのおうち。

 

簡単に説明すると、ウッドロング・エコとは、天然成分のみで作られた木材保護剤、新しい木に塗ることによって、木材に腐朽菌が発生しにくい環境をつくり、木材を安全に長持ちさせます。また塗り直しも必要ありません。HPより。HPはこちら。

画像検索すると条件によって色の感じがかなり違うようで、西沢家の条件でどうなるか検討中です。(塗り直しの必要はないとしても色の変化はありますからね。)また、採用となるとどんなやり方でどこで塗ってもらうんでしょうか?

そんなこんなで、実をいうと訳わからなくなってる西沢です。

専務さん、訂正、加筆、お願いしますね~。

そうそう、今日は地鎮祭。現場監督さん!、施工写真はUPしてくれるそうでありがとう。期待してるよ。

今日は無事に地鎮祭が終わり嬉しかった。さあ~始まるぞ!!